一般的な木造住宅では梁の下に配管スペースが必要なため、その分だけ天井が下がってしまいますが、木と鉄の複合梁「テクノビーム」を使用すると、梁の鉄骨部分に穴をあけて配管を通すことが可能。そのため高さ制限がある中でもゆとりのある天井高を確保することができます。もちろん、梁に穴をあけることをふまえて構造計算をするので、建物に必要な強度はきちんと確保します。
※ 配管を通す穴を梁にあけることで、別途配管用スペース(約10cm)が不要になり天井を高くとることが可能。
※ 壁芯寸法による値です。
※ 積雪50cm以下かつ断熱区分5~7地域のみ対応。
一般的な木造住宅では構造を支える耐力壁は600mm※1※2以上の幅が必要ですが、テクノストラクチャーの幅狭耐力壁は幅300mm・450mm※1※3なので、幅600mmに満たない壁も耐力壁とすることができます。奥行きの浅いクローゼット部分で耐力をとることでキッチン前の壁が不要になるなど、狭小間口でも耐震性を確保しながら大空間を実現。室内が広々した空間に感じられます。
※1 柱芯間の寸法です。
※2 面材耐力壁の場合。
※3 1階は300mmまたは450mm、上階は450mmとなります。
たっぷり陽の光を取り入れることができ、防犯性にも優れた2階リビング。リビングとバルコニーが段差なくつながっていると、バルコニー部分もリビングと一体として使え、開放感と使い方が広がります。奥行き最大3m※まで可能なので、都市の中でも、屋外での食事や、お子さまの外遊びなどを楽しむことができます。
※ バルコニー奥行きは、積雪50cm以下の地域の場合最大3mまで対応可能。積雪が50cmを超える地域は最大2mまで対応可能です。
※ 積雪50cm以下かつ断熱区5~7地域のみ対応。
隅切りのある角地や変形敷地の場合、長方形・正方形のプランでは無駄ができてしまいます。そのような敷地も、テクノストラクチャーの斜め壁を採用すれば、壁を直角以外の角度※に配置することができるので、敷地を有効に利用することが可能に。居住空間を広げることができます。
※ 角度には制限があります。
道路斜線制限と北側斜線制限の両方に対応が必要な場合もテクノストラクチャーなら制限いっぱいまで居住空間を広げることができます。2方向葺き下ろしという特殊な屋根形状でも、室内に柱は必要なく、居住性を損なうこともありません。
※ 角度には制限があります。
※ 積雪50cm以下かつ断熱区5~7地域のみ対応。
火に弱いと思われがちな木造ですが、テクノストラクチャーは耐火性能と検証を行っているから、安心して建築することができます。
木造住宅を耐火仕様にするには、壁や柱といった主要構造部を火に強いせっこうボードで覆う必要があります。そのため、木造耐火住宅は一般的な木造住宅よりも重くなってしまい、その重さを通常の梁で支えようとすると、強度を補うために梁の高さが大きくなり天井高を圧迫したりします。
しかし、テクノビームであれば、重量をしっかりと支え、耐火住宅でも天井の高い※ひろびろとした空間を実現することができます。
※ 間取りによっては天井高の確保が困難な場合もあります。
地震力は建物自体の重量に加速度を乗じた大きさになります。つまり、建物の重量が重くなれば建物にかかる地震力が大きくなり、より耐震性が必要とされます。重量の大きい耐火建築物は耐震性能により慎重になるべきです。
テクノストラクチャーでは、家を支える大切な梁に木と鉄の複合梁「テクノビーム」を採用。接合部も金具で強化し、ムクの柱※1の約1.5倍の強度を持つ集成材柱※2でさらに耐震性を高めています。
※1 ムク材:平成12年建設省告示第1452号に定める「すぎ」無等級材。
※2 集成材:平成13年国土交通省告示第1024号に定める強度等級E95-F315集成材。
木と鉄の複合梁「テクノビーム」で構成される床・屋根について耐火性能を独自に検証し、耐火構造の国土交通大臣認定を取得しています。※
※ 床は1時間耐火、屋根は30分耐火の認定を取得。床と屋根以外の部位については告示、または一般財団法人日本木造住宅産業協会取得の耐火構造大臣認定仕様を併用します。テクノストラクチャーでは延床面積1,500㎡以下、1~3階建への対応が可能。